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「K60」が表す意味は?
2022年はカリモク60(ロクマル)の原点であるKチェアが誕生して60周年という記念すべき年である。
そしてカリモク60がブランドとしてスタートしてから20年という節目でもある。
上に書いた「K60」が表すのは
Kチェア誕生60周年、そしてブランド自体であるKARIMOKU60のふたつの意味である。
このブランドにとって”60”は重要な数字であり、今年は決して逃すことのできないアニバーサリーイヤーなのだ。
これからカリモク60の話をする前に、知らない方のためにブランド立ち上げになった60VISIONについて少し触れておこうと思う。
そうするとなぜ”60”なのか少しお分かりいただけるのではと思う。
60VISION(ロクマルヴィジョン)とは
デザイナーであるナガオカケンメイ氏が提唱した考え方である。
今では当たり前となったマーケティングという概念が今のように浸透していなかった1960年代、日本のメーカーは消費者のニーズを伺うことなく、自分たちが作り、提案したい「世界に通用するスタンダード」を情熱を込めて作っていた。
そうした中で生まれた商品の中にはシンプルで品質が良く、普遍的な価値観で評価できる銘品が多く存在した。
しかし、そうした銘品たちも時代の激流に飲み込まれ、次々と世に生まれる「新商品」に埋もれて、そのほとんどが姿を消していっていた。
そこで、そういった銘品たちを掘り起こし、企業のものづくりの原点ともいえる「ロングライフデザイン」のプロダクトだけを集める取り組み、本物だけが収集される仕組みが60VISIONなのである。
誤解を恐れず物凄くざっくりいうと
「60年代に生産されていた商品には良い物が多いよね?これからも通用する物だからもう一回見直そうよ!」
ということだと僕は解釈している。※本当はとても深くて面白い物なので興味があれば是非調べてみてください。
そしてその代表であり最初のロクマルがカリモク60なのである。
先述したカリモク60のKチェアはなんと1962年に生まれてから一度も廃盤になることなく生産され続けた、60VISIONの製品の中でも極めて稀有な逸品だということはご存知だろうか?
これはすごいことだ。80歳のおじいちゃんが20歳の頃にはもうあって、今なおその孫の世代が新品を買っているということになる。
このすごいKチェアのすごい節目の年に立ち会えて僕は心から嬉しい。
なので僕は今年はKチェアに捧げるつもりでいる。2022年、Room RootsはKチェアに本気を出す。
何が言いたかったかというと今日1月7日にはカリモク60のブランドサイト内にKチェア60周年の特集ページが公開されたということだ。※前置きが長すぎる。
是非この機会により多くの方にカリモク60のKチェアに触れてもらえたらと思います。
Room Roots2Fのカリモク60エリアにも今後たくさん新商品が追加される予定となっております。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
オノキフトシ